「こわくて、たのしいスイスの絵本展」(アサヒビール大山崎山荘美術館)に行ってきました。
スイスにゆかりのある3作家、クライドルフ、フィッシャー、ホフマン、の原画やリトグラフ、手描き絵本などが展示されています。
この展覧会の魅力はなんといっても、時計の針を一気に巻き戻したように、懐かしい思い出の中にひきこまれるところ。
「ブレーメンの音楽隊」は、子どもの頃、もう本当に繰り返し読んだ絵本です。
こんなだったっけ? わぁかわいい! と、動物たちの生き生きとした表情に、また新しい発見があって驚かされます。お茶目なんだけど、どこか誇らしげで、飽きることなく見ていられました。
赤ずきんやヘンゼルとグレーテルなど、グリム童話1篇のお話を、1枚に詰め込んだ「1枚絵」も展示されていました。絵の中の細かい部分に注目して、想像したり喜んだり、1枚にぎゅっと「たのしい」が詰まっています。
クライドルフの擬人化された絵は、むしろ説明が「こわい」。その名の通り「こわくて、たのしい」絵本展でした。
12月25日🎄まで開催されているそうです。