教室で書いた作文、家庭での復習は必要?

ことのは作文では、作文の事前指導に力を入れています。

 

作文を書く前の準備が充実していれば、それに応じて内容のよい作文が書けます。

そのために、事前に課題の長文を読んだり、おうちの人に似た話を取材したりすることが重要です。

 

それでは、教室で作文を書いた後、家庭での復習は必要ないのですか?というご質問をいただきました。

 

お子さんが書いた作文を、興味をもって読んであげて、それをもとにたくさんお話して下さいね、とお願いしています。

 

作文の上達は、楽しく勉強することが一番♪

 

書いたものはいつもほめてあげ、その一方で事前の準備としての読書、音読、対話などに力を入れるのが、作文の勉強の基本です。 

 

しかし、受験生は、書いた後の復習(清書)が必要です。

受験クラスでは、夏以降、教室で書いた作文を、ご自宅でもう1度清書するようお願いしています。

 

以下、言葉の森のHPから引用します。(中根先生、お願いします)

 

 ……

受験作文は、合格することが目的です。作文の実力をつけるための勉強と、合格するための勉強は、少し性格が違います。返却された作文をよりよい作文に書き直していくことが大事な事後の勉強になります。 

 

では、どう書き直すかというと、作文に書かれている実例をより感動のある実例に直し、表現をより高度な表現に直し、意見をより深い意見に直していくことです。 

 

これは、子供だけの力ではできません。

ここで、お父さんやお母さんの役割が大事になります。お父さんやお母さんが子供と一緒に考え、一緒によりよい作文に直していくのです。 そして、その作文をファイルして、毎日読むようにするのです。 

 

しかし、こういう親子で書き直すという勉強は、受験前でなければできません。受験前は、子供も勉強の目的がわかっているので、こういう親子での書き直しということも受け入れますが、普段の勉強でこういうことを喜んでする子はまずいません。

 

だから、受験前の作文は、密度の濃い親子の話し合いをするいいチャンスだとも言えるのです。

 

(家庭での作文学習にお勧めの一冊です)